ワーホリ中に海外でパスポートを紛失した場合の手続きや必要なことのまとめ

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ワーホリ中に海外でパスポートを紛失した場合の手続きや必要なことのまとめ

ワーホリ先でパスポートを無くしちゃった!どうしたらいいの?

ワーホリ中にパスポートを紛失したら何からすればいいの?
必要な手続きや、新しいパスポート発行方法が知りたい。

ボクホリ

ワーホリ中にパスポートを紛失した際の手続きや、新規発行の手順などを解説します。公的な手続きは、複雑な仕組みですができるだけシンプルにまとめました。

もしもワーホリ中にパスポートを無くしたら?

とりあえず、めちゃめちゃ焦りますよね…

この記事では、できるだけパスポート紛失時に役立つ情報をまとめました。

手続きの手順、新規発行の方法、必要書類に関すること

などなど。

ぜひトラブルシューティングに役立ててみてください。

この記事でわかること
  • ワーホリ中のパスポート紛失時に行うべきこと(手続きの流れについて)
  • 旅券の発行について(新規パスポート発行・渡航書の違いなど)
  • 新規パスポートの発行後に必要なこと
  • 出発前にできる紛失時の対応策
目次

ワーホリ中のパスポート紛失時に行うべきこと

ワーホリ中にパスポートを無くしてしまうとさまざまなリスクがあります。

  • 悪用される
  • 身分証明ができない
  • ビザの申請・発行ができない
  • 出国・帰国ができなくなってしまう

パスポートは海外で何よりも重要な書類になるので焦りますよね。

ボクホリ

ワーホリ中のパスポート紛失時に、まず行うべきことをまとめます。
焦らずしっかりと情報を確認してみてください。

パスポート紛失時に取るべきおおまかな流れ

まずはパスポート紛失時に取るべきおおまかな流れです。

  • 最寄りの警察署で紛失証明(ポリスレポート)をもらう
  • 近くの在外公館へ紛失の連絡をする
  • 在外公館でパスポートの失効手続き(紛焼失届出)を行う
  • 今後滞在する期間に応じて「渡航書」or「パスポートの再発行」を行う
  • 保険会社・移民局などに新しいパスポートの番号を伝える

ワーホリ中にパスポートを紛失した場合、

上記の1〜5の流れで対処しましょう。

ボクホリ

焦ってしまう気持ちもわかるけど、大使館の人は日本語が通じるし冷静に対処しましょう。

在外公館でパスポートの失効手続きを行う

パスポートが悪用されないように、

パスポートの失効手続きを行いましょう。

これは「紛焼失届出」といいます。

合わせて、失効の手続きには現地警察の「紛失・盗難証明」が必要になります。

参照:外務省|日本国内及び国外でパスポートに関する申請手続きに通常必要な書類

「紛焼失届出」とパスポートの「新規発給申請」は同時に行うことができます。

パスポートの失効手続きに必要なもの

手続きで必要なものは外務省のページに記載がありました。

\ 失効手続きに必要なもの /

  • 紛失一般旅券等届出書(ダウンロード申請書又は、大使館・総領事館に備え付けのもの) 1通
  • 警察署の発行した紛失届出を立証する書類又は消防署等の発行した罹災証明書等
  • 6か月以内に撮影された顔写真(縦45ミリメートル×横35ミリメートル) 1葉
  • その他参考となる書類(必要に応じ、本人確認、国籍確認ができるもの)

参照:外務省|パスポートについて

ボクホリ

紛失の届出に必要な書類は、ワーホリ滞在先の在外公館HPで確認しよう。

警察署で紛失証明(ポリスレポート)をもらう

失効の手続きを完了するには現地の警察署で、

紛失証明書を出してもらう必要があります。

必要な書類はワーホリ滞在国によって変わります。

在ブリスベン日本国総領事館の場合

オーストラリアの在ブリスベン大使館の記載によると、

パスポートの紛失届を出すには

警察に届け出たことを証明する書類(Complaint Acknowledgment Form等)

が必要との記載がありました。

また各州警察によって、

オンラインでの紛失届を提出も可能な場合があるようです。

ボクホリ

各国の警察HPなどで「non-urgent crimes or events(緊急性のない事件や事象)」と検索すると出てくるかも。
「personal lost property.(個人の持ち物紛失)」などのレポート項目を探してみて。

ワーホリの滞在期間に合わせて旅券を発行する

パスポートの失効手続きが完了したら旅券の発行です。

ワーホリの場合残りの滞在期間に合わせて発行できます。

  • 残りの滞在期間が少ない(すぐに帰国):帰国のための渡航書
  • 滞在可能な期間がまだまだある:新パスポートの申請

以下で詳しく紹介します。

すぐに帰国が必要な場合は「帰国のための渡航書」を取得

『帰国のための渡航書』は緊急で出国する人むけに発行される臨時の旅券です。

ワーホリ期間が残り少ない場合(数日)や、

すぐに帰国しなければいけない場合は選択肢になります。

申請に必要な書類

  • 渡航書発給申請書 1通
  • 6か月以内に発行された戸籍謄本又は抄本(原本) 1通 又は日本国籍があることを確認できる書類
  • 6か月以内に撮影された顔写真(縦45ミリメートル×横35ミリメートル) 1葉
  • その他日程等が確認できる書類
  • 手数料に関しては大使館・総領事館にて要確認

参照:外務省|パスポートについて

取得の注意点

帰国のための渡航書には注意点もあります。

  • 一般的に渡航書は,申請の当日又は翌日以降に交付
  • 帰国のためのものなので、他国に入国はできない(乗り継ぎは可能)
  • 帰国後はすぐに失効する
  • 取得には戸籍謄本が必要

注意点も把握した上で申請・発行しましょう。

申請場所

渡航書の申請場所はワーホリ滞在先の在外公館です。

ワーホリ滞在可能な期間があるなら「新パスポート発行」

ワーホリで滞在できる期間がまだまだあるのであれば、

新しいパスポートを発行しましょう。

海外で新しいパスポートを発行する場合、

細かな情報を把握する必要があります。

ボクホリ

ここではできるだけ情報をまとめて紹介します。

申請方法

新しいパスポートの発行は、

  • オンライン在留届(ORRネット)から行う
  • 在外公館の窓口で行う

の2つの方法があります。

ボクホリ

オンライン在留届を出している人は、IDさえあればオンラインからパスポートの申請が可能です。申請の際には『戸籍電子証明書提供用識別符号』が必要になります(*以下で解説)

必要な書類

  • 一般旅券発給申請書(10年用又は5年用) 1通
  • 6か月以内に発行された戸籍謄本(原本) 1通
  • 6か月以内に撮影された顔写真(縦45ミリメートル×横35ミリメートル) 1葉

必要書類で一番の問題は、戸籍謄本の取得です。

原本を取得するのであれば方法は2つ。

  • 両親などに依頼して、代理申請する
  • 市町村へ問い合わせて、直接郵送依頼をする

どちらも発送のコストや手間がかかってしまうのが難点ですね。

そこでおすすめの方法は以下。

戸籍電子証明書提供用識別符号を取得すること。

戸籍電子証明書提供用識別符号とは?

戸籍情報と紐づいた専用の“IDコード”のようなものです。

電子的に戸籍証明書などを請求・取得する場面(例:マイナポータルなど)で、この識別符号が使われます。

ボクホリ

戸籍電子証明書提供用識別符号」の取得はマイナンバーカードがあれば、海外からでも取得できます。
つまりオンライン操作でパスポート発行の書類を準備できるってこと。

戸籍電子証明書提供用識別符号の取得方法

「戸籍電子証明書提供用識別符号」を取得するには、

以下のような方法があります。

  • オンライン取得:マイナポータル
  • 市区町村窓口に依頼し郵送してもらう

基本的にはオンラインで取得するのがベターです。

ボクホリ

マイナポータルから取得するにはマイナンバーカードが必須。

戸籍電子証明書提供用識別符号の取得に係る手数料

手数料はオンラインであれば無料。

市区町村窓口に依頼し郵送してもらう場合は、

数百円の手数料がかかります。

パスポートの申請場所

新パスポート発行の申請場所は、

窓口であれば在外公館。

オンラインであればマイナポータル・オンライン在留届のサイトです。

旅券発行の際の手数料や補足情報

「渡航書・パスポート発行」にかかる手数料は、

滞在先の在外公館で確認できます。

オーストラリア在ブリスベン日本国総領事館の記載によると、

  • 帰国のための渡航書:$25
  • パスポート発行:10年有効→$163、5年有効→$113

参照:在ブリスベン日本国総領事館|領事手数料(2025年時点)

となっていました。

ボクホリ

書面申請よりも、電子申請の方が数ドル手数料が低く設定されています。

パスポート新規発行の補足情報

海外でパスポート新規発行する場合

一部の在外公館ではIC旅券作成機がないので、

発行までに1ヶ月ほどかかる場合があるそうです。

ボクホリ

パスポートには個人情報が記載されたICチップが内蔵されていますが、在外公館の状況によって、ICチップを内蔵するIC旅券作成機がないのだとか。

参照:外務省|IC旅券作成機が設置されていない在外公館

\ IC旅券作成機がないワーホリ対象国 /

  • ラトビア
  • アイスランド
  • スロバキア
  • リトアニア

パスポート新規発行後に必要なこと

ワーホリ中にパスポートを紛失。

再び新規でパスポートを発行したら、いくつか行うべきことがあります。

\ 行うべきこと /

  • 海外旅行保険の手続き
  • ビザの再発行申請・移民局への届出(新パスポートの番号登録)などが必要

ワーホリ中の海外旅行保険の確認

パスポートが新しくなったら、

海外旅行保険の確認をしましょう。

ボクホリ

現地の保険に入っている人もパスポート番号が変わったら、再度契約内容を確認するといいですよ。契約時にパスポート番号を提出している場合があります。

ビザの再発行申請・移民局への届出など

ワーホリビザを申請する際には必ずパスポート番号を提出しています。

  • ビザはそのままでいいのか
  • パスポート番号の変更手続きはどこで行うのか

などなど。

ワーホリ滞在国によって内容は変わると思うので、

調べてみてください。

ボクホリ

私の場合は、移民局のビザステータス(個人のもの)からパスポート番号の変更を行いました。国によって違いがあるかと思います。

ワーホリ出発前にできるパスポート紛失の対応策

ワーホリ出発前にできるパスポート紛失の対応策を記載しておきます。

ワーホリ中にもしもパスポートを紛失してしまっても、

一部の書類を準備しておくだけでその後の手続きが簡単になります。

\ 行うべき事前対策 /

  • 証明写真の準備
  • マイナンバーカードの書き換えと携帯
  • 戸籍謄本の原本を取得(6ヶ月まで有効)

証明写真の準備

渡航書・パスポート発行どちらでも証明写真の提出が必要です。

ワーホリ渡航前には時準備しておくと、

万が一の時にスムーズに書類を提出できます。

しかし。

有効なのは6ヶ月以内の写真だけなので注意。

マイナンバーカードの書き換えと携帯

ワーホリ前に、マイナンバーカードの書き換えを行いましょう。

海外転出届を提出した場合には、

国外転出者向けマイナンバーカードへ変更可能です。

海外でもマイナンバーカードを使えるようにしておくことで、

戸籍謄本などの書類の取得がグッと楽になります。

また。

マイナンバーカードはワーホリにも持っていくことが大切です。

\ この記事もチェック /

戸籍謄本の原本を取得(6ヶ月まで有効)

ワーホリ出国前には、

戸籍謄本の原本を取得しておくと安心です。

ボクホリ

戸籍謄本は市区町村の窓口で、数百円で取得できます。

パスポートの申請に使えるのは、

6ヶ月以内に発行された戸籍謄本なので、

とりあえずの保険として考えておくといいですね。

ワーホリ中にパスポートを無くしてしまった際の対応まとめ

ワーホリ中にパスポートを紛失してしまった際に、

行うべき手続きなどを紹介してきました。

以下にポイントをまとめます。

情報のまとめ
  • 緊急で帰国する際には「帰国のための渡航書」を申請。
  • 新しいパスポートの発行は、在外公館またはオンラインで申請可能。
  • 失ったパスポートの悪用を防ぐため、紛失手続きをして失効させる
  • パスポートを紛失したら在外公館へ連絡し、警察から紛失証明をもらう。
  • パスポートのオンライン申請の際には、オンライン在留届のサイトから行える。
  • ワーホリ前に、国外転出者向けマインバーカードを持っておくと手続きが楽になる。
  • 戸籍謄本の取得は電子版の『戸籍電子証明書提供用識別符号』を取得できれば、原本はいらない。
ボクホリ

もしもパスポートを紛失してしまっても、焦らず冷静に対処しましょう。
行うことが分かっていれば、順に沿って手続きをするだけですよ。

ワーホリ準備を進めよう

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ワーホリ中に海外でパスポートを紛失した場合の手続きや必要なことのまとめ

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