ファームを探しているんだけれど、どこかないかなぁ。
ミルデューラってどんなところ?
メルボルンから近いのかな?
Mildura(ミルデューラ)の現地情報をレポートしますね
ビクトリア州の内陸に位置する街、Mildura(ミルデューラ)。
隣町であるRed Cliffs(レッドクリフス)という小さな田舎町でファームジョブ をしながら、約1年半以上生活していた僕が、現地の情報をまとめてみました。
- ミルデューラ近郊 or レッドクリフスでファームジョブをしたい人
- ミルデューラの現地情報を知りたい人
- メルボルンからアクセスできるファームを探している人
ミルデューラってどんな町?
あまり聞き慣れないけれど、ミルデューラってどんな街なんでしょう。
ここでは、ミルデューラの基本情報についてまとめます。
ミルデューラの規模は?
ミルデューラの規模は、比較的「小さな街」といったところです。
ニューサウスウェールス(NSW)との境にある、大きな川であるマレーリバーと面しています。
しかし、人口は2022年に9万人を超え、年々人口が増えているのだそう。
新しいお店もオープンしていて、僕がいた1年半でも街の景色が若干変わりました。
中心はコンパクトでローカル感がありますよ。
建物も開拓時代のレンガ作りのものが多く、歴史を感じます。
ミルデューラの気候は?
ミルデューラの気候はというと、年間を通じて晴れの日が多く、乾燥した気候です。
しかし、さすがオーストラリアの内陸部。
夏には30〜40度にも達し、冬は氷点下になることもあります。
いかにもオーストラリアらしい赤土の街で、周りにはアウトバックが広がっています。
夏と冬のファームはけっこう大変でした。
気候に慣れるまでは体調管理が大切です。
ミルデューラの位置は?
ミルデューラの位置はヴィクトリア州とニューサウスウェールズ州の州境です。
広大なマレーリバーのほとりに位置しています。
歴史的にも古く、オーストラリア開拓時代からの建造物も街の中には多く存在しています。
古いビルディングはなんと、1800年台のものまで!
僕が見た一番古い建物は、Red Cliffsにある1817年のお家!
超古民家ですね。
ミルデューラのファームジョブはどんな感じ?
ミルデューラのファームジョブはどんな感じか気になりますよね。
ミルデューラの街の周りには、広大な葡萄畑や柑橘系のファームが広がっています。
ミルデューラは農業が盛んな街なので、ワーホリにとってはまさにファームの聖地。
年間を通じて各国のワーホリメーカーや、季節労働者の方達が集まる街でもあります。
収穫の仕事ではブドウ、アスパラ、オレンジ、アーモンド、オリーブ、ザクロなどがあります。
マレーシア、台湾、中国などのコントラクターがたくさんいるので、仕事探しも比較的スムーズかと思います。
ミルデューラのぶどうファームはとっても有名。
稼ぎを求めて移動している、熟年のぶどうピッカーは、シーズンを追いかけてミルデューラへ来てますよ。
ミルデューラへのアクセス方法
ミルデューラへのアクセス方法を紹介します。
私があった中では、メルボルンで語学学校を終えて、ミルデューラへセカンドビザ目的で来る日本人が多かったですね。
ここではメルボルンからのアクセス方法を参考までに。
- バスや電車での移動
- 飛行機での移動
ミルデューラには空港もあるので、割とどこからでもアクセスできると思います。
ちなみに、ミルデューラはかなり内陸に位置しています。
ですので、ビクトリア州以外から列車やバスなどを使う場合は、費用と時間がとてもかかるかと。
\ メルボルンから車で移動した場合 /
ミルデューラへの移動方法①|Vlineを使った、バスや電車での移動方法
ミルデューラへの移動方法で知っている限り、1番多いアクセスはメルボルンからですね。
電車とバスを乗り継いで現地へ向かいます。
私がよく使っていたのは深夜の長距離バス。
早朝にミルデューラへ到着します。
この場合は「Vline 」でのブッキングが必要ですね。
Vlineとは、ビクトリア内を運行している列車・長距離バスのサービスです。
参考ページ|Vlineのブッキングページ
メルボルンから移動
Vlineを使ってメルボルンから、ミルデューラへ向かう場合。
\ 移動手段は? /
メルボルンからであれば、電車、バスどちらを使ったとしてもサザンクロスステーションが使いやすいです。
乗車位置もわかりやすいので、土地勘がない場合はここから乗るのが無難かと思います。
ちなみに、Flinders Street(フリンダース・ストリート)からも発車しているみたいです。
Southern Cross Station(サザンクロス・ステーション)!
お金がなくて野宿したこともあったなぁ…
\ 手続きは? /
Vlineのネット上でブッキングできたら、QRコードが発行されます。
乗車の際には、これを見せるだけで乗れます。
紙のチケットを発行する方法もあり、駅構内にあるVlineの端末から発行できたはず。(若干うろ覚えです。)
費用は、おおよそ60〜80ドルほど。
\ 降りる場所は? /
降車場所は、「Mildura Railway Station」が、ミルデューラ市内の降車場所です。(他にもあります)
隣町のレッドクリフスで降りたい場合は、「Red Cliffs Post Office」を選択しましょう。
ミルデューラへの移動方法②|飛行機での移動
ミルデューラには小さいですが、飛行場もあります。
メルボルンから1時間ほどで移動できるようですね。
サクサク移動したい方は、飛行機を使うと時間の節約になります。
費用的には倍になるので確認してみてください。
ミルデューラの生活環境は?
これからファーム生活をするのであれば、ミルデューラの生活環境はが気になりますよね。
私の経験上、生活には全く問題なく暮らすことができます。
\ 移動手段は? /
ミルデューラには、周辺を走る循環バスがあります。
本数もまあまあありますし、乗れば市内を移動できますよ。
料金も一律5ドルほど(往復)で1日乗り放題なはず。(けっこう前の情報です)
片道チケットはもう少し安くて、決まった時間以内(2、3時間以内)であれば片道料金で移動可能。
2、3時間以内に往復するのであれば、片道チケットだけでできました。
帰りもバスに乗る場合、チケットは捨てずに持っておきましょう。
\ 娯楽施設は? /
市内には中規模のショッピングモールもあります。
さらに、映画館、図書館、プール、ボーリング場などの娯楽施設もあります!
その他、Kmart、BigW、AlDI、アウトドアショップ、Cotton onなど生活に困ることなく暮らせます。
バーやパブもあるよ。ナイトクラブもあったような気がする。
ミルデューラの治安は?
ミルデューラの治安も、生活の上では気になりますよね。
ここでは、あくまで「個人的な体験と視点」でお話しをします。
日中の治安は問題なし
ミルデューラで生活をしていて、日中に大きなトラブルに巻き込まれたことはありません。
なので、治安はいい方だと思っています。
しかし、一部の友人(女性)は外をランニングしていると、しつこく声をかけられたり付きまとわれたりしたこともあったそうです。
暗い路地や、誰もいないところでは、やはりある程度の危機感を持って生活するのが無難です。
日が暮れてからの外出は注意
日が暮れてからの外出は注意が必要です。
酔っ払いや、稀に薬物をやっている人に出くわしました。
夜道で絡まれたこともありました。
また、一部の海外バックパッカーが集まる宿では、薬物を使用している人もいます。
安易な気持ちで手を出さないことです。
残念ながら同じ日本人でも、そのような人を多く見かけました。
人種差別とかはある?
あくまで私の経験ですが、ミルデューラでは人種差別にあったことはありません。
海外のワーカーが多い街なので、現地の方も比較的寛容な気がします。
ミルデューラには海外からきた人も多く住んでいます。
移民同士の助け合いも、多い街のようでした。
ミデューラのおすすめスポット
ミデューラのおすすめスポットを紹介します。
休みの日の買い物や息抜きにどうぞ
- Central Market(アジアンマーケット)
- Aussie Disposals
- Antisocial Collective
- Dan Murphy’s
- Big Lizzie Pizza
- Fossey’s Distillery 美味しいジンが飲める蒸溜所(Fossey’s)
- Mildura Brewery Pub
- The Sound Trap
ミルデューラで日本食を買うなら
ミルデューラ生活で日本食を買うなら、CENTRAL MARKETがおすすめ。
\ CENTRAL MARKET /
日本食やファーム用品などを揃えることができます。
ミルデューラに住むアジア圏の人々のオアシスとなっている場所です。
行くたびに、少しずつ品揃えが変わっているのが何とも憎い。
ミルデューラでファーム用品や道具を揃えるなら
ミルデューラでファームジョブをする際に必要な用品や道具を揃えるなら、Aussie Disposalsがおすすめ。
\ Aussie Disposals(徒歩で行くなら) /
\ Aussie Disposals(車で行くなら) /
Aussie Disposalsは、市内に2軒あるみたいです。
徒歩で行ける場所はGoogleに載ってないので、上記の位置を参考にしてみてください。
本格的なアウトドアショップで、結構しっかりした服やブーツが買えます。
手袋などはBunningsやKmartが安く買えます。
ミルデューラでおしゃれな服を買うなら
ミルデューラでおしゃれな服を買うなら、Antisocial Collectiveがおすすめ。
\ Antisocial Collective /
ストリート系のファッションブランドがたくさんあります。
僕が行った時には「ミルデューラオリジナルの限定Tシャツ」もありました
ミルデューラには古着屋さんもあります。
古着は安く買えるので、おしゃれな人は節約しながら上手にファッションを楽しんでました。
ミルデューラでお酒を買うなら
ミルデューラでお酒を買うなら、Dan Murphy’sがおすすめ。
\ Dan Murphy’s /
Dan Murphy’s はオーストラリアでは有名なお酒のチェーン店です。
広い店内では、さまざまな種類のお酒を販売してます。
日本酒も見かけましたよ。
お酒好きにはたまらない場所です!
ミルデューラで食べ歩きするなら
ミルデューラで食べ歩きするなら、ピザとフィッシュ&チップスのお店があります。
\ Big Lizzie Pizza & Takeaway /
Big Lizzie Pizza & Takeawayのピザは好きでよく食べていました。
トッピングがたくさんあるのでかなり迷ってしまいます。
私のおすすめはSeafood Pizza!
大きなエビがのっていて海鮮感抜群。
味付けはガーリックの香りと塩辛いアンチョビが絶妙で、ビールに合うんですよね。
\ Snagged /
街中でテイクアウェイするなら、Snaggedのフィッシュ&チップス。
味は特に変哲のないフィッシュ&チップスです。普通のうまさです。
でも、まあまあボリュームもあって川沿いなんかでピクニックするならちょうどいいですよ。
ミルデューラで美味しいお酒を飲むなら
ミルデューラで美味しいお酒を飲むならおすすめは2軒。
\ Fossey’s Distillery /
Fossey’s Distilleryは美味しいジンが飲める蒸溜所です。
残念ながら私は行ったことがありませんが、友人のおすすめスポットです。
Fossey’s Distilleryのジンはオーストラリア国内でも受賞歴があるくらい有名なジンらしい。
\ Mildura Brewery Pub /
Mildura Brewery Pubでは地元のビールが飲めます。
店内はかなり広くて、ビールの工場が併設されてました。雰囲気がありますよ。
実は2件目で立ち寄ったため、酔っていてビールの味は覚えていません。
シラフで行けばよかった…
ミルデューラで楽器を買うなら
ミルデューラで楽器を買うなら、The Sound Trapです。
\ The Sound Trap /
The Sound Trapは小さなお店ですが、ギターなどをメインに楽器が置いてあります。
店員さんもフレンドリーでしたよ。
ファーム生活の間は時間が結構あるので、楽器を始める人も多いです。
もしも楽器探しをしているのならThe Sound Trapに立ち寄ってみてください。
ミルデューラでのファームジョブ
ミルデューラでのファームジョブについて情報を載せておきましょう。
寒い季節には霜が降り、暑い季節には45度近くになる過酷な環境のミルデューラ。
ミルデューラで有名なものといえばブドウ、オレンジ、アーモンドなどです。
特に「ブドウ」はワインになるものや食用のものなど用途も多いです。
通年何かしらの仕事がありますね。(僕はブドウ畑の整備から、収穫の最終シーズンまでやりました)
現地の大手ファーム3選
ここでは僕の知っている現地大手のファーム情報と体験談を紹介します。
- Minter Magic
- Grape Co. Australia
- SIM FRESH
Minter Magic
この会社は主にアスパラガスの収穫をメインに行っている会社です。
海外への輸出もしている大手ファームですね。
僕はここで2シーズンほど、時給でアスパラガスのピッキングと収穫したアスパラガスを広大なフィールドから集める「ボックスボーイ」とよばれる仕事をしました。
日本への輸出がかなりの割合を占めているらしく、日本人のバイヤーがついているそうです。何度か日本人バイヤーの方を見たこともありました。
ミルデューラでは夏と冬の2シーズン、アスパラガスをピッキングすることができます。
うまく行けばピッカーとパッカーの両方で仕事があるかもしれません。(補償はありません)
Grape Co. Australia
「グレピコ」と呼ばれていたこの会社はグレープのピッキング、パッキングを行っている会社です。
シーズンになるとたくさんの日本人がここで働いています。
私の友人も数人ここで働いていました。
ファームジョブを終えたあと知り会った日本人の方達も、ここのファームにいたと聞いたことがあります。
ファームの求人でもよく「日豪プレス」なんかで募集がかかっていますね。
内部情報は働いていないのでわかりませんが、大きな会社で優良だということはよく耳にしました。
品質管理された高級なブドウを作っているそうです。
SIM FRESH
オレンジのパッキング工場です。
ピッカーも需要があるかもしれませんが、働いていた友人は工場内勤務だったようです。
シーズンが始まるとなかなか仕事をゲットできないようなので、確認が必要。
ちなみに友人は時給で働いてました。
ミルデューラでファームジョブをゲットするには?
ミルデューラでファームジョブをゲットするにはどうしたらいいのか。
経験上ファームの仕事をゲットする方法はいくつかあります。
「かんたんにいい仕事を見つける」のは至難の技ですが、まずはトライが重要です。
- SNSで同じファームを探している人を見つける
- Facebookのグループを見つける
- Harvest Trailの情報をチェックする
- 現地のMadecへ連絡してみる
- 現地のバッパーやワーキングホステルへ連絡してみる
- 現地のファームへ突撃する
ボクホリの体験談
僕の経験談を少し紹介したいと思います。
僕が初めてミルデューラで仕事を手に入れた時、ネット上にはあまり情報が出ていませんでした。
手当たり次第にミルデューラにあるワーキングホステルやバックパッカーなどに連絡をしまくりました。
今思うと少しレアなケースだったと思います。
なぜなら、現地で出会った日本人のほとんどは「友人のつて」や「日豪プレス」などの情報を頼りにこの街へ来ていたからです。
中には留学エージェントを通してきている人もいました。
今はFacebookやInstagramなどのアカウントでも仕事情報が出回っているので、有効活用してそこから探し出すのもありだと思います!
しかし、いざ現地に来て見ると何週間も仕事が始まるまで待機させられたり、聞いていた話とは違った待遇だったりと、いろいろとあるみたいですが、、、。
ミルデューラ市内のバックパッカーへ行けば、仕事の斡旋はしてもらえるとは思いますが、あまりにも相手の話を鵜呑みにしていては、いつまで経っても仕事がもらえないなんてこともあるので十分に注意が必要です。
現地には、様々な国籍のコントラクター(斡旋業者)がいます。
中にはいい人、悪い人もいるでしょう。
ワーカー同士でコミニュケーションをよく取って、ひどいコントラクターの場合は仕事をすぐに変えるなど、無駄に消耗しないように心がけるといいです。
ミルデューラのファームジョブの時期
- ブドウ
-
10月〜1月:ブドウ畑の整備(Bunch drop、De-sukering、Leaf plucking、Shoot cutなど)
1月〜6月:各品種のブドウの収穫
- アスパラガス
-
8月〜?:冬シーズン
12月〜2月:夏シーズン
ミルデューラの隣町:Red Cliffs(レッドクリフス)の生活環境
ミルデューラ市内からバスで15分ほどの、レッドクリフスという街もファームのためバックパッカーやワーホリの人が詰まります。
小さな街ではありますが、生活に欠かせないものは町の中で購入することができます。
ざっくりとお店情報をまとめると、こんな感じです。
- スーパーマーケット2件(IGA、FOODWORKS)
- 薬局
- カフェ数軒
- 肉屋
- 古着屋
- 銀行(Common Wales)
- ATM2箇所(Common、Westpac)
- ポストオフィス
- 図書館
月に一回ほど大きな地元のマーケットが開かれるので、地物の野菜や果物、雑貨なども購入することができます。
静かで自然も多く、住みやすかったです
ミルデューラの豆知識
- オーストラリアの干しぶどうの70%はMildura産
- VICで取れるブドウの80%はMildura産
- VICのフードボウルと言われている
- 昔は悪徳ファームがたくさん存在していて政府の取り締まりが入ってから、やっとまともになった。
- マレーリバーを渡った先はNSW州
- 昔はイタリア系マフィアが多く住んでいてドラッグの売買拠点だった
- Mildura市内にあるMildura Working Men’s Clubは「世界で最も長いバーカウンターである」とギネスブックに載ったことがある(1995年まで)。現在はバーカウンターはない。
- たまにとんでもねぇ砂嵐が来る
まとめ:ワーホリにとってファームの聖地ミルデューラ
僕のオーストラリアワーホリのほとんど全てが詰まっているミルデューラ。
ここでたくさんの友人ができて、今でも現地にはお世話になった人たちがいます。
今後、ファーム生活を考えている方がいれば選択肢の1つにミルデューラへ行ってみては?
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ミルデューラ生活中に電子書籍を読むならこれ!
ミルデューラでファーム生活が始まってみると、直面するのが「することの無さ」です。
ミルデューラは田舎なので、ある程度ファーム生活に馴染むと退屈になります。
そんな時におすすめなのは、本を読むこと!
英語学習、マンガ、副業など日本の書籍で、時間を有効に使ってみてはどうでしょうか。
電子書籍なら移動の際に邪魔になることもないですし、手軽に購入できますよ。
しかし、日本の電子書籍のサービスはオーストラリアでは使えないこともあるんです。
もしオーストラリアで電子書籍を読むのであれば、楽天Koboがおすすめですよ。
私の場合「楽天Kobo」をオーストラリア生活で愛用していました。
使い方やおすすめのポイントなどを記事にまとめたので、ぜひチェックしてみてください。
\ オーストラリアで電子書籍を読むなら? /
ボクホリです